「すみません!」
私は女性に声をかけました。
「ああ、さっきの」
女性は私を見て、そう言いました。
私の顔が深刻だったのでしょう、
すぐに不審者を見るような顔になりましたが・・・。
私は賭けに出ることにしました。
「例大祭って、いつでしたっけ?」
この女性は?
きっと、「例大祭」と書かれた紙を彼の母に渡しに来た
そう思って、思い切った賭けに出ました。
「ああ、例大祭は・・・」
そこまで言って、もう1度顔を見られました。
明らかに、不審者として、警戒されていました・・・。
そこで、
「私こないだ、この町に引っ越してきたばかりなんです」
嘘をつきました。
「あら、そうなんですか」
彼女の顔は、ようやく警戒を解いてくれました。
「ええ、3丁目なんですけど」
3丁目がどこだか知りません。
ボロが出る前に続けます。
「あそこの神社、凄く好きで。例大祭、行ってみたいなって思ってたんです」
そう言うと、
彼女は手に持っていた紙を私に差し出しました。
「来週の土曜ですよ。是非いらしてください」
と。
かなり大きな情報を得たのでした・・・。
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